外国人求職者と直接チャット可能!「jobchain」アプリが登場 民泊含む宿泊業界でもニーズ

人材事業スタートアップのjobchain株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役CEO:馬玉峰)は、外国人求職者と日本企業が無料で直接チャットできるアプリ「jobchain」の提供を9月9日から開始する。

jobchainは、日本の地方企業や中小企業と在日もしくは海外に住む外国人求職者をマッチングさせることを目的としたチャットアプリだ。民泊を含む宿泊業界でも訪日外国人などへの対応で外国人人材の採用に力を入れている企業も多く、利用が広がりそうだ。

同アプリ上で企業側は無料で求人情報を登録でき、採用が決定した場合に月収の10%を手数料として支払う「完全成果報酬型」であることが特徴の1つだ。そのほか「チャットボット機能」も実装されており、履歴書の請求や書類選考、面接の日程調整、内定通知などの採用業務を円滑に進めることが可能だという。

また、求人情報に「アフィリエイト」(成果報酬型広告)を設定できることも特徴とされ、外国人インフルエンサーによる拡散も狙えるようにした。アフィリエイトの成約額の金額は自由に設定でき、その金額が高いほど拡散率も高くなる仕掛けを導入する。

外国人求職者は、日本語レベルが高い人材や大学卒などのほか、短期間のアルバイト情報を探している在日の日本語学校生など幅広く設定されている。同社は「サービス開始5年で、企業10万社、外国人材50万人の登録を目指します」としている。

jobchain社は2019年1月設立。メンバーは全員、日本の大手企業で3年以上の勤務経験がある在日中国人で、早稲田大学と東京大学の卒業生で構成されている。報道発表では「日本での自分たちの仕事や生活経験を活かして、多くの外国人のキャリアアップに助力し、日本の人手不足問題を解決し、国際社会的使命を果たしていきたいと考えています」としている。