三菱リサーチ&コンサルティングは9月、民泊を有料利用したことをある人を対象にした「民泊サービスの利用状況に関するアンケート」の結果を公表した。その結果によれば、民泊を利用した理由(複数回答可)は「宿泊費用が安い」が88.1%で最も多かった。
2位以下は「立地が良い」(38.9%)、「大人数で滞在しやすい」(28.1%)、「長期滞在しやすい」(26.0%)、「特別な体験ができる」(24.8%)の順。民泊はホテルよりも大人数で宿泊しやすく、こうした点もTOP 5に入った形だ。
AirbnbやHomeAway、STAY JAPAN(百戦錬磨)、Vacation STAY(楽天LIFULL STAY)などの民泊予約プラットフォームを利用する際に確認する点(複数回答可)としては、「予約の変更、キャンセル等の方法」が61.3%と最多で、その後、「手数料」(57.1%)、「物件、提供者(ホスト)登録時の確認・審査状況」(36.9%)、「ホストと連絡が取れないときなど緊急時の対応窓口」(36.0%)と続いた。
「物件、提供者(ホスト)登録時の確認・審査状況」が36.9%に上っていることから、2018年6月に住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されたあと、宿泊する側も違法物件ではないかを気にするようになっていることが分かる。
民泊時のトラブルや困ったことに関する質問(複数回答可)では、「特にない」が42.3%で最も多く、「場所がわかりにくかった」が26.5%、「部屋の様子が説明と違った」が22.9%、「清掃が行き届いていなかった」が18.1%、「設備に不備があった」が15.2%となっている。
この調査の詳しい内容は「https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/policy_coordination/internet_committee/pdf/internet_committee_190925_0011.pdf」から確認できる。