「高い市場成長」…大手商社の丸紅、民泊領域に参入 大阪のグランドゥースの株式取得

大手商社の丸紅と丸紅リアルエステートマネジメントは9月30日までに、民泊運用サービスを手掛ける株式会社グランドゥースの株式の44%を、不動産仲介大手APAMANの完全子会社Apaman Propertyから取得することに合意したと発表した。

今回の株式取得を機に丸紅は民泊事業へ本格参入する。グランドゥースの株式の取得に合わせ、 APAMAN との間で「HOME IoT」に関する共同検討をスタートさせることにも合意している。丸紅は民泊市場について「訪日外国人旅行者数の急増等により高い市場成長を続けている」としている。

民泊事業ではこの領域におけるシェア拡大を目指すほか、訪日外国人客(インバウンド客)に対する旅中サービスの展開や民泊施設のスマートホーム化などにも力を入れていく。丸紅が既に展開している他の事業とのシナジー効果も出るようにしていく。

グランドゥースは2017年7月設立。本社を大阪府大阪市に構え、民泊運営サービスとして、現地調査やインテリアデザイン、集客、アカウント管理、チェックイン、清掃などさまざまなサービスを展開している。

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