最近話題になりつつある「車中泊」。この車中泊を地域の観光活性化の起爆剤にしようと、新たな取り組みが始まった。
取り組みを始めたのは、車中泊スポットの検索サービスを手掛けるCarstay社とNTT東日本、NTTグループの保有駐車スペースを管理しているNTTル・パルクの3社。NTT東日本側が保有するスペースを車中泊スポットとして提供開始し、観光地における宿泊施設不足などに対応したい考えだ。
具体的には、車中泊ユーザーがCarstayの検索サービスを利用し、NTT東日本側が提供する車中泊スポットを利用する。まずは栃木県日光市の「NTT今市ビル」(4台分)と「NTT川治電話交換センター」(2台分)の駐車場が車中泊スポットして提供されるという。
日光市の大嶋一生市長も今回の取り組みを歓迎しており、「車中泊スペースの提供が、観光地の課題解決や過疎地域の魅力発信ひいては観光による経済活性化に繋がるものと思っております」としている。
今回の取り組みは日光市だけではなく今後さまざまなエリアで拡大していく見込みで、車中泊ユーザーの観光動線データなどの収集や分析も行い、自治体や観光協会などとともに観光プロモーションなどに役立てていきたい考えだという。