ラグビーW杯、Airbnbゲスト1.5倍の65万人に イベント民泊、5地域でサポート

民泊仲介世界最大手の米Airbnbは11月7日、日本で開催されたラグビーワールドカップ2019の開催中、全国における宿泊者が前年同期比で約1.5倍の65万人になったと発表した。同社は「Airbnbホストが日本の観光に大きく寄与していることが明らかになりました」としている。

ラグビーワールドカップの試合が行われた12開催地に限定すれば、宿泊者は前年同期比で2倍以上の37万人となったという。この12開催地におけるホストの収益も2倍以上となったようだ。

報道発表によれば、ラグビーワールドカップ期間中に宿泊したゲストの出発地は145カ国8894都市と多様で、特にイングランドやオーストラリア、ニュージーランド、フランス、カナダ、アイルランドなどの出場国からのゲストの増加率が高かったようだ。

Airbnbはラグビーワールドカップに合わせ、自治体が取り組む「イベント民泊」へも積極的に協力した。実際には、大分県と釜石市、熊本県、神戸市西区・北区、東大阪市の計5地域での実施をサポートした。

Airbnb Japanの田邉泰之代表取締役は「今後予定されている大規模イベントに向け、Airbnbは日本の観光業界がさらに成長し、多様化するための役割をつとめサポートを継続してまいります」としている。