空き部屋の登録だけでお支払!仏スタートアップの民泊サイト、AI活用し将来の宿泊価格を事前予想

ホストが民泊として部屋を貸し出そうとするとき、ゲストとのやり取りなどの手間が掛かる。でももしそのやり取りが全て必要無くなれば、かなり楽ちんだ。しかも部屋を貸しだそうとサイトに登録した時点でお金が入ったら、ホストにとってこんな素敵なことはないだろう——。

こんな仕組みを構築したフランスのスタートアップ企業の民泊仲介サイトがある。「Leavy.co」だ。このサイトは、空いた部屋をプラットフォーム上で登録するだけで、あとはその物件がある地域を管轄するエリアホストが鍵の受け渡しやゲストとのやり取りを代わりにしてくれるようだ。

しかもこのサイト、プラットフォーム上で物件をリスティングした時点で登録者にお金が入る仕組みとなっている。

サイト側がいくらを支払うかは、実際にその後予約がいくらの価格で入るのかを同社のAI(人工知能)が事前に予測して決める。需要が多そうなら高い金額に、低そうなら低い金額になるというわけだ。ダイナミックプライシングの仕組みだ。

このサイト、このほど「シードラウンド」(事業開発段階の資金調達)で1270万ユーロ(約15億円)の資金調達を行っており、ベンチャーキャピタル(VC)などからの注目も高い。仕組みとしては斬新なものだが、果たして今後普及していくのかに注目だ。

▼We Make Travel Cheaper, Every Day|Leavy.co
https://leavy.co/