外泊したら家賃が安くなる——。そしてその外泊期間はホテルとして貸し出される——。こんなユニークなコンセプトを引っさげた「サブスク住居」サービスのコンセプトが発表された。
発表したのは株式会社Unito(本社:東京都大島町/代表取締役:近藤佑太朗)。以前の会社名は「CARAVAN JAPAN」だった企業で、新たに展開するサブスク住居サービス「unito(ユニット)」に合わせて社名を変更した形。同社は2017年設立のスタートアップ企業だ。
報道発表によると、この新サービスでは外泊したら家賃がかからない料金システム「Re-rent機能」が導入されているという。そこに住む人がスマホアプリで外泊する日を選ぶと日数分の家賃が割り引かれるというもので、同社はこの仕組みについて「日本初」としている。
そしてそこに住む人が外泊中はその場所が「ホテル」として別な人に貸し出される仕組みだ。「外泊する人の荷物はどうするの?」と思う人がいるかもしれないが、荷物は鍵付きの専用スペースに収納できるため安心だという。またその場所にゲストが泊まったあとは、運営チームによって清掃されるので清潔さも保たれるようだ。
肝心の住む場所は「ユニットハウス」という単位で提供される。このユニットハウスは下記のような構造だ。決して広くはないスペースであるものの、ベッドや戸棚、衣装ケースなどがあり、「ホテルに泊まる」と「家に住む」の中間的なイメージだ。
unitoの1号店は東京都千代田区の東神田で2020年2月に開業する予定で、現在は雑居ビルを改装中だという。部屋は全30室となる予定。同社は「2022年までに都内に10棟、500部屋をOPENさせる予定です」としている。
同社は現在クラウドファンディングを実施している。詳しくは「【旅をするほど家賃が下がる】サブスク住居『 unito 』 をつくりたい! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)」を参照。