「イベント民泊」の名称が「イベントホームステイ」に 実施要件も拡充 観光庁がガイドライン改訂を発表

観光庁と厚生労働省は12月27日までに「イベント民泊」のガイドラインを改訂したことを発表した。「イベント民泊」の名称を「イベントホームステイ」に変更するほか、イベント民泊が実施可能な要件を拡充した形だ。

来年開催される東京オリンピック・パラリンピックに合わせた改訂で、観光庁は「ホームステイを通して開催地の住民の方々と旅行者との交流機会を創出できるよう、イベント民泊のガイドラインを改訂しました」としている。

イベント民泊の名称変更については「イベント民泊の趣旨をより明確にするため」と説明している。また新たにイベント民泊が実施可能な要件として「ホームステイでの宿泊体験を通して、地域の人々と旅行者の交流を創出する」ことを目的とする場合を追加した。

東京オリンピック・パラリンピックの開催中は各地でホテルや旅館不足が起きる可能性が指摘されている。観光庁と厚生労働省はこうした課題の緩和にイベント民泊が有効だという認識で、開催期間前後は自治体によるイベントホームステイが活発に行われそうだ。

▼オリパラでホームステイ~交流機会のより一層の創出のため、イベント民泊ガイドラインを改訂~|2019年|報道発表|報道・会見|観光庁
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news06_000438.html