民泊最大手Airbnb、北京で予約受付の停止を決断 新型肺炎で当局の要請受け

民泊仲介世界最大手の米Airbnbは2月10日、新型コロナウイルスによる新型肺炎の問題を受け、2月29日までの中国・北京における予約受付を停止することを発表した。

報道などによると、中国当局から新型コロナウイルスの感染拡大を予防するための要請を受け、今回の措置に至ったという。Airbnbのように民泊予約サイトを中国で運営しているXiaozhu(小猪短租網)も、同様に予約受付を停止したようだ。

新型コロナウイルスの問題は中国・武漢市を発端に日本を含む海外諸国へ広がっている。今回のAirbnbの予約受付停止は中国政府からの要請を受けたものだが、ほかの国でも国や自治体からの要請があれば、同様の措置が行われる可能性がある。

中国での新型肺炎の死者は900人を既に超えており、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の流行による世界死者数774人を既に上回る数となっている。北京では1月28日に初の死者が出ており、2月7日までに計2人の死亡が確認されている。

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