新型コロナウイルスの影響で予約3倍 八丈島の民泊貸別荘が発表

八丈島での不動産賃貸業などを展開する株式会社ルシオール(本社:東京都大田区)は2月19日までに、自社で運営する八丈島の民泊貸別荘「八丈島180」の予約が例年の3倍になっていると発表した。新型コロナウイルスの影響で「人混みから離れたい」という理由で宿泊を希望するゲストが増えているという。

報道発表によれば、去年の2月半ばから4月末にかけては、予約宿泊日数は10日程度だった。ただ今年は同期間の予約宿泊日数は30日を超える数となっており、同社は「今期は昨年とはかなり様相が違っています」と語っている。

同社によれば、「都会の人混みから離れて静かで衛生的な環境でゆっくり過ごしたい」という声が多いといい、1週間を超えるロングステイも多いという。

新型コロナウイルスの影響で、宿泊業界全体では訪日観光客の予約キャンセルなどによる問題が深刻化している。こうした状況を受け、日本政策金融公庫は特別融資を2月21日から実施することを発表している。

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