観光庁は3月19日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、2020年2月の訪日外国人旅行者数の推計値が前年同月比58.3%減の108万5,000人となったことを発表した。田端浩長官は「非常に厳しい数字」と語っている。
単月での減少率は東日本大震災後の62.5%(2011年4月)に次ぐ大きさとなっている。3月はさらに各国が渡航勧告や入国制限などを強化していることから、過去最大の減少率となる可能性が高い。
2月単月でみると、訪日客数が多い東アジアからの観光客の推移は、韓国からが79.9%減、中国からが87.9%減、台湾からが44.9%減、香港からが35.5%減となっている。東南アジアは、タイからが9.1%減、シンガポールからが24.9%減、マレーシアからが27.4%減となっている。
このデータは「http://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001333974.pdf」から閲覧することができる。