【新型コロナ】民泊大手Airbnb、医療関係者に「無料」プログラム フランスやイタリアで「Open Homes」実施

民泊仲介世界最大手の米Airbnbは3月24日、フランス政府と協力し、新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向けて医療関係者向けに無料民泊プログラム「Open Homes(オープンホームズ)」を実施すると発表した。

フランスでの実施は、感染症での死者が世界最大となっているイタリアでの実施に続くものだ。医療関係者や介護者にはOpen Homesに参加しているホストから民泊施設が無料で提供される。Open Homesプログラムに参加して民泊施設を無料で提供したホストには、Airbnbから清掃料として50ユーロ(約6,000円)が支払われる。

Open Homesプログラムで無料で民泊施設を利用できるのは、医者や看護師、介護士など。働く医療施設の近くで無料で民泊できることで、医療関係者の負担の軽減などに貢献する。フランスのジュリアン・ドノルマンディー都市・住宅担当大臣はAirbnbに対し、謝意を表明するコメントを出している。

民泊に関しては日本でも、札幌市の民泊事業者が加盟する「住宅宿泊管理事業者連絡協議会」が民泊施設を避難施設として提供する取り組みを、北海道庁に提案するなどしている。日本民泊協会も3月24日、一時的な避難場所として利用できる民泊施設の提供サービスを開始すると発表している。

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