千葉銀行の古民家事業支援融資制度、第1号融資で音楽スタジオ付民泊オープン

千葉銀行はこのほど、千葉県内に本社を有する株式会社こみんに対する「ちばぎん古民家事業支援融資制度」の第1号となる融資について発表した。

この制度について千葉銀行は、「千葉県または千葉県に隣接する地域において古民家を利活用して地域の観光振興や雇用創出につながる事業を行う事業者向けの融資制度」と説明している。最長3年間の元金返済据置期間を設定できる点が特長の一つだという。

今回の融資の融資期間は20年で、融資金額は2500万円。資金使途としては「古民家改修資金」とされている。

こみん社は融資により、県内の長南町において空き家となった古民家を改修し、県初の音楽スタジオ付古民家民泊施設「ゲストハウス 蓮 REN」をオープンさせる。古民家の残る里山の魅力を後世に残すことも目的としており、定期的な音楽イベントも開催していくようだ。

千葉銀行は今回のこみん社の取り組みについて「過疎化の進む農村地域に国内外から宿泊者を呼び込むことで、賑わいの創出や地域経済の活性化が期待できるほか、里山の保全や景観の維持にもつながる、社会の持続可能性を示すひとつのモデルとなる取組みといえます」と評価している。

ちなみに「ちばぎん古民家事業支援融資制度」の詳細は下記の通りだ。