民泊最大手Airbnb、体験メニューを全休止 新型コロナで4月30日まで

民泊仲介世界最大手の米Airbnbは、4月30日まですべての「体験」メニューを一時休止している。新型コロナウイルスの感染拡大問題を受け、体験メニューの提供者と利用者の安全を守るための措置。当初は休止期間を4月3日までとしていたが、その後4月30日まで延長している。

Airbnb体験部門責任者のキャサリン・パウエル氏は「Airbnb体験の本質は、『人と人のつながり』」と説明した上で、「現在、私たちが暮らすコミュニティだけでなく、ホストとゲスト双方のニーズに配慮するかたちで体験を提供することが非常に困難な状況となっています」というコメントを発表している。

その上で、体験メニューの一時休止が短期的には感染拡大の速度を遅らせるために必要であることとし、長期的には、「Airbnb体験」としての信頼を維持し続けるためにも必要なことだと説明している。

体験メニューの一時休止の詳細については「https://blog.atairbnb.com/important-covid-19-update-pausing-experiences-until-april-3-ja/」より確認できる。

Airbnbのブライアン・チェスキーCEO(最高経営責任者)は3月31日に自宅から生中継を行い、2億5000万ドルのホスト救済基金を立ち上げたことを明らかにしており、適用対象となる民泊予約のキャンセルについてキャンセル料金の25%をAirbnb側から補填するとしている。

【速報】Airbnb、2.5億ドルのホスト救済基金 キャンセル料金の25%を補填 民泊最大手、CEOが自宅から生中継