Airbnb「地域活性化を支援」 既存の宿泊施設2カ所と提携発表

 民泊仲介サイト世界最大手のAirbnb(本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、エアビーアンドビー)は23日、日本国内におけるゲストに多様なおもてなしを提供することと地域活性化を支援する目的から、旅館やホテルなどの既存の宿泊施設との取り組みをさらに強化すると発表した。

 発表で民泊仲介サイト大手のAirbnbは、宿泊施設2カ所と非営利団体(NPO)1法人との提携を明らかにした。

 神奈川県箱根町にある温泉宿「俵石閣」(ひょうせきかく)をリノベーションして生まれた「NEST INN HAKONE」との提携においては、同日からAirbnbゲスト向けにオリジナルオプションプランの提案を開始した。

 そのほか、都心型宿泊施設「柴又FU-TEN Bed & Local」(東京都葛飾区)、瀬戸内の島と人をつなぐNPO法人「アーキペラゴ」(香川県高松市)と提携し、瀬戸内海に浮かぶ有人島でのリスティングをAirbnbゲストに紹介する。

 Airbnbは今回の提携について、「他の旅行サービスの提携により、旅行業界のイノベーションをもたらし、観光型・都心型・地方型宿泊施設において創造的な取り組みを支援する」ことなどをポイントとして挙げている。

 日本で民泊事業に積極的に取り組むAirbnb。実際にホストとゲストを民泊を通じてつなげるだけではなく、民泊におけるさまざまな仕掛けを今後もAirbnbは実施していくとみられる。

 日本の民泊の盛り上がりを定期的にウオッチしていく中で、民泊大学としてもAirbnbの取り組みに注目をしていきたい。また民泊大学はAirbnbの民泊登録物件数の伸びなども定期的に記事にしているので、民泊の「今」を読み解く参考にしてほしい。

 

プレスリリース【Airbnb、ユニークな既存宿泊施設との取り組みを強化】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000016248.html

NEST INN HAKONE(http://www.nestinn-h.co.jp/

柴又FU-TEN Bed & Local(https://www.airbnb.jp/rooms/17306488