どんなホストが受け取れる?Airbnbの最大5,000ドルの返済不要型救済金 民泊最大手、新型コロナで支援

民泊仲介世界最大手の米Airbnbは、スーパーホストとAirbnb体験ホストのための「スーパーホスト救済基金」への申請を招待するメールの送付を、このほどスタートさせることを発表している。以下の要件を満たしているホストに受取資格があると説明されている。

<宿泊ホスト>
・掲載中のリスティングが2件以下であること
・本人確認を済ませていること
・合計1年以上スーパーホストのステータスを維持していること
・新型コロナウイルスの感染拡大による影響で収入が大幅に減少していること
・Airbnbが主な収入源である旨を証明すること

<体験ホスト>
・本人確認を済ませていること
・1年以上体験ホストをしていること
・新型コロナウイルスの感染拡大による影響で収入が大幅に減少していること
・Airbnbが主な収入源である旨を証明すること

まず招待されるのは「Airbnbでのホスティング歴が長く、今年いっぱい収入減が予測され、経済的な支援を最も必要とするスーパーホスト」だとされている。

Airbnbから招待を受け取ったホストは、Airbnb側からの「経済的支援の必要性」や「Airbnbへの収入依存度」などに回答する形で、申請を受け取ってから7日以内に申請する必要がある。

申請が承認された場合は、承認から3営業日以内に利用口座に入金される。入金額は最大で5,000ドルで、経済的ニーズに応じて金額が決定される。受け取った救済金には返済制限はない。

詳しくは「スーパーホスト救済基金に関するご質問への回答」からも確認できる。

■両方での申請も可能

この「スーパーホスト救済基金」は、新型コロナウイルスを起因としたキャンセルで発生した損害を補償するための「2億5,000万ドルの支援金プログラム」とは別のスキームで、「スーパーホスト救済基金」と「2億5,000万ドルの支援金プログラム」の両方から資金援助を受けることも可能となる。