客室稼働率、前年同月から半減の31.9% 3月のホテル旅館など

観光庁は4月30日、宿泊旅行統計調査における3月の第1次速報を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が拡大する中、日本人の延べ宿泊者数は前年同月比41.8%減、外国人延べ宿泊者数が同85.9%減となった。旅館・リゾートホテル・ビジネスホテル・シティホテル・簡易宿所の客室稼働率はどのような数値となったのか。

公表データによれば、これらの宿泊施設の全体の客室稼働率は31.9%となり、前年同月から30.9ポイント減となった。客室稼働率が約半分にまだ落ち込んだ形だ。

施設タイプ別にみると、「旅館」は前年同月比18.3ポイント減の21.7%、「リゾートホテル」は同36.1ポイント減の24.3%、「ビジネスホテル」は同34.7ポイント減の42.2%、「シティホテル」は同51.6ポイント減の29.6%、「簡易宿所」が同13.5ポイント減の15.5%という結果だった。

▼各施設タイプ別の客室稼働率(2020年3月の第1次速報)
旅館     :21.7%(▲18.3ポイント)
リゾートホテル:24.3%(▲36.1ポイント)
ビジネスホテル:42.2%(▲34.7ポイント)
シティホテル :29.6%(▲51.6ポイント)
簡易宿所   :15.5%(▲13.5ポイント)

以下が施設タイプ別の客室稼働率の推移だ。2月の第2次速報を含む詳しいデータは観光庁公表の「http://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001342343.pdf」から確認できる。

出典:観光庁