小田急電鉄、「住みながら働ける、時には貸し出せる」新業態を展開

小田急電鉄(本社:東京都新宿区/社長:星野晃司)は5月15日、「住みながら働ける、時には貸し出せる」をコンセプトにした新業態「タイムシェア型レジデンス」を、東京都渋谷区の代々木上原駅近くで展開すると発表した。保有している築35年の物件を改装し、新業態へ転換した形だ。

タイムシェア型レジデンスは、改装オープンする4階建て複合施設「Tefu YOYOGI UEHARA(テフ・ヨヨギ・ウエハラ)」の2〜4階で展開する。2〜4階に民泊対応型レジデンス(家具付き住居)を設け、1階にはレンタルスタジオとスマートホテルを備えている。

タイムシェア型レジデンスは、ゲストとの打ち合わせやオンライン会議をすることを前提に間取りなどがデザインされ、「家の居心地の良さ」と「働く場所としての機能性」を兼ね備えた家具を配置しているという。

同社はタイムシェア型レジデンスについて「タイムシェアの発想と空間的工夫、運営の仕組みにより実現した新たなタイプの住居」としている。

その上で「2拠点生活など、一つの場所に縛られないライフスタイルへの志向の高まりや、リモートワークの浸透などのトレンド変化、自宅や事務所などの空き時間をレンタルスペースとして貸し出すタイムシェアニーズの高まりを捉えています」とも説明している。

同施設の民泊運営代行・ホテル運営についてはzens株式会社が担当する。

施設概要は以下の通り。

■構造
鉄骨造地上5階建(※5階部分は屋上)
■構成
2〜4階・・・民泊対応型レジデンス(家具付き住居 各階1戸)
※2・4階には民泊客室1室(定員6名)
1階・・・レンタルスタジオ スマートホテル(1室 定員6名)
■規模
敷地面積・・・285.63㎡(86.40坪)
延床面積・・・701.33㎡(212.15坪)
■竣工日
2020年2月28日(金)
■設計・監理
UDS株式会社
■施工
株式会社J.フロント建装
■建物主
小田急電鉄株式会社
■運営
UDS株式会社
■民泊運営代行・ホテル運営
zens株式会社