外国語ガイド、関東・近畿に集中 「地方部でのガイド不足が課題となる可能性」

観光庁は5月20日までに「外国語ガイドの実態把握調査報告書」を公表した。外国語ガイドは、外国語を話せる民泊事業者の「副業」にもなり得る。都道府県によってはガイド数がかなり少ないケースもあり、Afterコロナに向けて参考にしてみてはいかがだろうか。

▼外国語ガイドの実態把握調査報告書(概要)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001343482.pdf

同報告書によれば、ガイド管理組織を調査したところ、有償の外国語ガイドの分布割合を対応エリア別に比較すると、「関東」が51.6%で最多で、「近畿」が28.5%、「中部」が5.9%、「九州」が5.6%、「北海道」が3.2%という順になっている。関東・近畿に集中しているという形だ。

一方で訪日外国人が地方にも広く来訪していることを考慮すると、「地方部でのガイド不足が課題となる可能性」(報告書)があるという。以下の図が、外国語ガイド(有償)の対応可能エリアと、訪日外国人が訪れるエリアの分布割合の比較の図だ。

ちなみにこの報告書では、外国語ガイド(有償)と通訳案内士が得意なツアーのジャンルも紹介されている。以下がその結果だが、得意な人が少ないジャンルであるもののAirbnbの「体験」などで需要が高いジャンルであれば、「ブルーオーシャン」かもしれない!?