
民泊仲介世界最大手の米Airbnbは、2020年内の上場を目指していた。新型コロナウイルスの影響で上場が見送られるとの予測も広がっていたが、同社のブライアン・チェスキーCEO(最高経営責任者)は「(年内上場の)可能性を排除していない」と語っているようだ。
米ブルームバーグ通信や米CNNが同氏へのインタビューでの話として報じた。
民間調査会社の米CBインサイツによれば、Airbnbの時価総額は180億ドル(約1兆9000億円)で、ユニコーン(時価総額が10億ドル以上の非上場企業)としては旅行関連の企業の中で断トツのトップだ。
全体では、テスラのイーロン・マスク氏が創業者のロケット開発企業Space Exploration Technologies(SpaceX)社に次ぐ5位の時価総額となっている。
▼The Complete List of Unicorn Companies
https://www.cbinsights.com/research-unicorn-companies
ちなみに、Airbnbのアメリカにおける5月17日〜6月3日の予約は前年同時期を上回る結果となったという。またアメリカ国内のほか、欧州のドイツやポルトガル、アジア・オセアニアでは韓国やニュージーランドで需要が回復しつつあるともチェスキーCEOは語ったようだ。