5月宿泊者数は84.8%減 稼働率、首位は福島31.6% 最低は京都7.1%

観光庁は6月30日、宿泊旅行統計調査における5月の第1次速報を発表した。延べ宿泊者数は前年同月比84.8%減の781万人泊で、そのうち外国人延べ宿泊者数は前年同月比98.6%減の14万人泊だった。

▼宿泊旅行統計調査(令和2年4月・第2次速報、令和2年5月・第1次速報)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001350483.pdf

以下が4月と5月の前年同月比の比較などの表だ。日本人延べ宿泊者数と外国人延べ宿泊者数の減少幅がともに増えている。

宿泊施設全体の5月の客室稼働率は12.8%だった。「旅館」が前年同月比36.2ポイント減の5.3%で、「リゾートホテル」が同56.0ポイント減の3.6%、「ビジネスホテル」が同55.9ポイント減の19.9%、「シティホテル」が同71.0ポイント減の8.9%、「簡易宿所」が同27.9ポイント減の5.6%。

4月第2次速報における都道府県別の客室稼働率では、福島県が31.6%で最も高く、唯一の30%台となっている。ほかに高めなのは、埼玉県(28.9%)や茨城県(27.0%)など。最も低いのは京都府で7.1%となっており、山梨県と長野県もともに9.3%と厳しい数字だ。