自治体初!渋谷区がAirbnbでオンライン体験の提供開始 民泊最大手、観光協会との提携発表

民泊仲介世界大手の米Airbnb(エアビーアンドビー)は7月6日までに、東京都渋谷区と東京商工会議所渋谷支部が2012年に設立した「渋谷区観光協会」との提携を発表した。提携により、渋谷区は自治体として初めてオンライン体験プログラムの提供を開始した。

渋谷区のオンライン体験の目玉の一つが「『KABA.ちゃんと渋谷再発見ーバーチャルお散歩』体験」(1時間/1人3,000円〜)だ。振付師やLGBTQ活動家などとして活躍する渋谷観光大使のKABA.ちゃんによるコンテンツで、渋谷のおすすめスポットをバーチャルで散歩するオンライン体験となる。

▼KABA.ちゃんと渋谷再発見ーバーチャルお散歩
https://www.airbnb.jp/experiences/1813958

KABA.ちゃんのほかにも、渋谷観光大使がオンライン体験コンテンツを提供している例があり、例えば「元祖渋谷パリピ」とも言われるあっくんは「あっくんと渋谷酒学↑」(1時間/1人1,000円〜)で登場し、渋谷の乾杯スタイルや楽しいゲーム、オススメのご飯などの渋谷カルチャーをシェアしてくれるという。

▼あっくんと渋谷酒学↑
https://www.airbnb.jp/experiences/1837407

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今回の渋谷区でのオンライン体験コンテンツ提供にあたり、Airbnb Japanの田邉泰之代表取締役は「新型コロナウイルスの影響でインバウンドゲストが激減している中、Airbnbのオンライン体験を通じて、継続的に渋谷の魅力を海外に発信していくお手伝いができればと思います」と述べている。

一方、渋谷観光協会の金山淳吾代表は「オンライン観光の可能性を渋谷区を舞台に推進していくことで、新たな渋谷区の魅力を発見し、今後の観光振興、文化振興に活かしていけるのではないかと、期待しています」としている。