宿泊事業などを手掛ける株式会社S&G Corporation(本社:東京都新宿区/代表者:金利錫)はこのほど、経済産業省による中小企業向けの「IT導入補助金2020」のITツールに、同社が展開する非対面セルフチェックイン・IoTサービス「Staybinder」が認定されたことを発表した。
新型コロナウイルスの感染防止対策として「コンタクトレス」などが注目される中、宿泊施設にとっては「Go Toトラベル事業」における受け入れ対策などとして注目を集めそうだ。宿泊施設がStaybinderを導入すると、宿泊利用者との接触を最小限に抑えられるからだ。
■特別枠であるC類型、最大3/4の補助
IT導入補助金2020では、特別枠であるC類型「非対面型ビジネスの転換」に関するツールの場合、30万〜450万円の範囲内で導入費用の最大3/4の補助を受けることができる。新型コロナウイルス対策に有効なことから、補助率が大きい形となっている。
Staybinderはこの特別枠C類型で認定を受けている。つまり、Staybinderを利用する宿泊事業者はIT導入補助金を申請できる上、平常時よりもかなりコストを抑えて導入が可能になるということだ。
特別枠C類型の第6次交付申請期間は「8月31日(月)午後5時まで」となっており、交付決定日は「2020年9月30日(水)」が予定されている。S&G CorporationはStaybinderの利用にあたり、「お申込みは申請締切り10日前まで、なるべくお早めに弊社へお申し出ください」としている。
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■Staybinderとはどんなツール?
Staybinderは「セルフチェックインシステム」「予約・施設管理機能」「IoT機器と連動サービス」などを備えている。以下がそれぞれについての説明だ。
セルフチェックインシステム
専用タブレット端末により非対面でのセルフチェックインが可能となっております。日本語、英語、中国語、韓国語から言語選択ができ、カメラ機能、ビデオ通話機能での本人確認、入力された宿泊者情報を自動保存します。予約ごとに毎回異なるお部屋のパスワード(暗証番号)を発行し、セキュリティ面も安心、安全です。旅館業法・ホテル営業許可要件を満たしたセルフチェックインシステムとなっております。
予約・施設管理機能
OTAサイトや『ONDAwave(https://ja.wave.onda.me/)』と連携ができます。予約が入ると自動でメールやSMSで予約コードを配信し、専用のPC管理画面では予約表、宿泊者情報や予約コード、お部屋の暗証番号などが管理できます。また、セルフチェックイン状態や部屋の入退室履歴は専用のスマートフォンアプリで施設管理者に通知され、すぐに確認ができます。
IoT機器と連動サービス
スマートロックやセキュリティカメラと連動し、チェックインの前後10秒の映像を自動で保存し、いつでも確認できます。また、お部屋の温度、室温、人の動きや窓の開閉などをセンサーで感知ができ、一定の温度や室温にお部屋を保つ、チェックアウト後や宿泊利用者が外出中などにエアコンや照明をOFFにして電力消費を抑えるなど、IoT機器をリモートでコントロールし、お部屋の管理をすることができます。
詳しくは公式サイト(https://staybinder.net/)からも確認が可能だ。