宿泊予約サイトBooking.comは8月27日までに、5〜6月における「ウィッシュリスト」を分析した結果を発表した。
ウィッシュリストは、Booking.comのユーザーが今後滞在してみたい施設をお気に入り登録・保存しているもの。ウィッシュリストを分析することで、コロナ禍においてユーザーが旅行に抱く願望や傾向を探ることができるとしている。
■マイクロツーリズムの傾向
発表によれば、近場を旅行する「マイクロツーリズム」の意識が高いことが分かったという。具体的には、青森県のユーザーは青森県内の宿泊施設を、愛媛県のユーザーは愛媛県内の宿泊施設を、それぞれ最も多く登録するなどしていたようだ。
■検討されている宿泊施設、53%がホテル
検討されている宿泊施設のタイプでは、53%が「ホテル」となっており、世界平均よりも17ポイント高い数字となっているようだ。それに続くのが「アパートメント」「旅館」「アパートホテル」「ゲストハウス」だという。
■沖縄県の宿泊施設が最多
都道府県別では、沖縄県の宿泊施設が最も多くウィッシュリストに登録されたという。ちなみに3〜4月の首位は京都府だった。Booking.comは「より非日常を体験できる自然豊かな土地への旅行願望が高まっていることがうかがえます」としている。
■他国から日本への旅行願望、軒並み上位
Booking.comは日本のユーザーだけではなく海外のユーザーのウィッシュリストも分析しており、日本への旅行願望が高い国が依然として多いことにも触れている。以下がその表だ。