IoTなどを活用したリアルタイム混雑情報配信サービスを手掛ける株式会社バカン(本社:東京都千代田区/代表取締役:河野剛進)は8月31日、ホテルチェーンのホテルモントレグループに対し、自社サービス「VACAN(バカン)」の提供を開始することを発表した。
ホテルモントレが運営しているホテル21施設のうち13施設に対して提供するもので、導入後は宿泊客のスマートフォンから専用サイトにアクセスすることで、レストランや大浴場などの共用施設の混雑状況をリアルタイムに確認できるようになる。
コロナ禍における3密回避などにもつながり、感染防止対策として貢献しそうだ。
今回の導入ではホテルのスタッフがボタン型機器を操作して、各施設の混雑状況を更新する形となる。その更新状況を宿泊客がスマホを通じて確認できるという仕組みだ。混み具合は、「空きあり」「やや混雑」「混雑」の3段階で表示されるという。
VACANが導入される13施設は以下の通りとなっている。
- ホテルモントレ エーデルホフ札幌
- ホテルモントレ仙台
- ホテル モンテ エルマーナ仙台
- ホテルモントレ京都
- ホテルモントレ ラ・スール大阪
- ホテルモントレ ル・フレール大阪
- ホテルモントレ神戸
- ホテルモントレ姫路
- ホテルモントレ福岡
- ホテルモントレ ラ・スール福岡
- ホテル モンテ エルマーナ福岡
- ホテルモントレ長崎
- ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート
バカン社は2016年6月設立のスタートアップ企業。経済産業省が選定する官民による支援プログラム「J-Startup 2019」の選定企業で、AI(人工知能)技術やセンサーなどを駆使して空席情報を収集し、デジタルサイネージやスマホに配信するサービスなどに力を入れている。