観光庁が8月31日に発表した宿泊旅行統計によると、日本国内における日本人の延べ宿泊者数(第1次速報)は前年同月比45.7%減の2,226万人だった。
▼宿泊旅行統計調査(令和2年6月・第2次速報、令和2年7月・第1次速報)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001360470.pdf
日本人の延べ宿泊者数は前年同月比でマイナスが続いているものの、マイナス幅は徐々に小さくなっている。新型コロナウイルスの影響で2月は4.9%減、3月は45.2%減、4月は75.9%減、5月は81.6%減だったが、6月には61.2%減とやや数字を戻していた。
以下が前年同月比の推移だ。日本人延べ宿泊者数は緑色の線で表されている。
7月における宿泊施設全体の客室稼働率は32.9%減の30.4%で、タイプ別では「旅館」が同17.1%減の21.4%、「リゾートホテル」が35.2%減の24.4%、「ビジネスホテル」が36.6%減の39.5%、「シティホテル」が55.2%減の25.4%、「簡易宿所」が23.6%減の13.4%だった。
以下の客室稼働率の推移のグラフをみると、最悪の時期からは脱した印象だ。濃い茶色の線が全体の客室稼働率で、5月の12.9%からは徐々に数字が戻り始めている。
6月における都道府県別の客室稼働率(第2次速報)は以下の通り。