民泊事業者向け管理ツールなども展開するメトロエンジン株式会社(本社:東京都港区/代表取締役CEO:田中良介)は9月10日、総額5億円の資金調達を実施したことを発表した。
ホテル・レンタカー業界向けのダイナミックプライシングによる価格最適化などに注力しているメトロエンジン。報道発表では、調達した資金の使い道は以下の6点だと明らかにしている。
1. Google Hotel Adsに掲載可能な「メトロブッキング」の開発・改良
2. Book on Google対応のための開発・改良
3. ダイナミックプライシング関連サービスに係るシステム改良、他業種展開
4. 長期滞在者向けのホテル予約サイト「マンスリーホテル」の開発・改良、事業開発
5. その他新規事業に係るプロダクト開発
6. 営業、エンジニア等の人材確保
報道発表では「価格最適化に加え、Google Hotel Ads・Book on Googleを利用した広告集客によってホテルの売上最大化に貢献すべく、積極的なプロダクト開発・営業活動を行ってまいります」としている。
新たに、ホテルや旅館などの宿泊施設への長期滞在者向け予約サイト「Monthly Hotel(マンスリーホテル)」を9月末から提供開始することも発表された。資金の使い道の「5」にもあるように、このサイトの開発にも資金を使う。
この新たな予約サイトの開設は、新型コロナウイルスの感染拡大によってワーケーションやリモートワークなどで長期ステイのニーズが高まっていることを受けたものだという。