新型コロナ、高齢農家による「農泊」に影響も 日本農業新聞「九州で複数の団体が受け入れ中止」

新型コロナウイルスが、ホームステイ型の「農泊」に少なからず影響を与えている。

マンションの空き部屋などを使う家主不在型の民泊などとは異なり、ホストがゲストを対面で受け入れる形の宿泊スタイルだからだ。

日本唯一の日刊農業紙「日本農業新聞」の報道によれば、九州ではすでに複数の団体が農泊の受け入れを中止しているという。農泊では高齢者が受け入れをしているケースが多く、感染した場合の重症化が懸念されるからだという。

▼九州で農泊断念相次ぐ 高齢農家「コロナ怖い」 来年度再開へ前向く
https://news.yahoo.co.jp/articles/355f184a15a5f5983acb9a04b095059dd14ad4d2

一般社団法人「日本ファームステイ協会」はこれまでに「農泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン」を公開し、感染防止策などについて説明している。このガイドラインにおいては、以下のような記載がある。

家族が同居(特に高齢者)しておられる「家主居住型」の農家民宿等、宿泊客の受入自体に不安をお感じになる場合、ご家族や地域の安心・安全を考慮し、新型コロナウイルスの影響が沈静化するまで、受入の一時中止を検討することも選択肢の一つと言えます。

▼農泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン
https://jpcsa.org/press/ncguide3-200731.pdf