観光庁は宿泊旅行統計調査の2020年8月分の第1次速報を発表した。延べ宿泊者数は2,628万人泊。去年の同じ月と比べると58.4%減と依然大幅減になっているものの、7月からは約470万人泊増え、短期的にみれば回復傾向にある。
8月の延べ宿泊者数を日本人と外国人に分けて分析すると、日本人が2,605万人泊、外国人が23万人泊となっている。日本人の延べ宿泊者数はGo Toトラベル効果もあり伸びているが、外国人に関しては依然として低い数字のままだ。
以下が延べ宿泊者数の推移のグラフとなっている。
■8月の平均客室稼働率は32.1%
8月の客室稼働率は全体では32.1%で、前月から2.5ポイント回復した。
宿泊施設の種類別では、「旅館」が28.6%(前月より6.1ポイント増)、「リゾートホテル」が34.2%(同9.8ポイント増)、「ビジネスホテル」が37.5%(同0.8ポイント減)、「シティホテル」が28.2%(同3.2ポイント増)、「簡易宿所」が18.0%(同3.6ポイント増)。
以下が施設タイプ別の客室稼働率の推移となっている。