Afterコロナ・・・旅行欲求が大爆発!?コスパをより意識!?Booking.comのトレンド調査(前半)

2020年は新型コロナウイルスで、世界中の多くの人が旅行に何らかの制限を受けている。そんな中、マイクロツーリズムなどが現在のトレンドとなっているが、新型コロナウイルスが収束した後はどのような旅行トレンドが訪れるのだろうか。

こうしたことを探るのに参考になるのが、Booking.comが28カ国の2万人から集めたデータを分析した結果だ。その分析結果から、新型コロナウイルスの収束が期待される2021年以降の旅行トレンドを予測しており、その予測を10月21日に公表している。

Booking.comが発表した予測は以下の9点だ。

1. 旅への強い欲求の高まり
2. さらなる「価値提供」の重要性の増加
3. 遠方よりも、親しみのあるマイクロツーリズムの需要増加
4. 検索による「理想の旅」を追求
5. 「安全」が大きなポイントに
6. 旅行での「サステイナブル」な意識の高まり
7. 「ワーケーション」需要が増加の傾向に
8. 自然を堪能する「シンプルな旅」の魅力を再発見
9. 安心・手軽な旅行体験のためのテクノロジー利用が加速

「1. 旅への強い欲求の高まり」についてBooking.comは、「人々の『旅行したい』という欲求は消えていない」と指摘。その上で、全体の65%が再び旅行することを楽しみにし、全体の61%が旅行のありがたみを今までよりも感じていることを明らかにしている。

そして「2020年に旅行ができなかった分を今後取り戻したい」と考えている人は、1990年代後半以降に生まれた「Z世代」では全体の51%、1980年以降に生まれた「ミレニアル世代」では全体の49%に上るという。

「2. さらなる『価値提供』の重要性の増加」では、コロナ禍が経済や家計に甚大なダメージを与えたことから、支払った金額に対してより大きな価値を求めるようになると指摘している。

Booking.comによると、「今後旅行の検索や計画を行う際に料金をより意識する」と回答している旅行者は全体の62%に上るという。コストパフォーマンスを意識する人が増えることで、プロモーションや割引料金に対する関心も高まりそうだ。

明日の記事ではほかの項目について説明する。