空き部屋や空き家を有料で貸し出す「民泊」。世界的にも広がりを見せる中、日本国内でも全国的に民泊物件を貸し出すホストが増えている。
国も2020年の東京オリンピックを視野に、訪日外国人観光客の受け入れ体制を強化したい考えで、今月成立した民泊新法(住宅宿泊事業法)や旅館業法の改正などを進めている。
そんな中、民泊物件を運営するホストにとって貴重な情報交換の場の一つとなっているのが、Facebookグループだ。
Airbnbや民泊に関する最新ニュースや物件運営のノウハウ、民泊に関連する民泊新法(住宅宿泊事業法)案や旅館業法に関する最新情報などから、民泊ホストやゲストの向けのサービスを提供する企業の情報まで、民泊に関連する情報にたくさん触れることができる。
民泊に関係するFacebookグループで多くのアクティブな民泊ホストが参加しているのが「airbnb de おもてなし 地方創生/古民家再生/グローバル接客」だ。ホストが参加するオフ会が頻繁に開かれているのも同グループが人気の一つの理由となっている。
目的として「民泊や簡易宿所を通して、日本の魅力をおもてなしによって外に伝えていく方法や考えなどを自由に共有するため」「日本の民泊の水準を底上げする事」と説明されており、「おもてなし」を一つのキーワードにグループが運営されている。
■地域ごとのホストコミュニティも
現在あるFacebookグループには、Airbnbのホストコミュニティが前身のグループもある。その一つがFacebookグループ「Japan Airbnb Hosts Community」だ。
民泊ホスト同士の情報交換やミートアップの場として機能しているほか、民泊運営などで困った時のおたすけ掲示板としても、多くの人に活用されている。元々は「Tokyo Hosts Community」という名前で運営されていたが、現在はより広い地域のホストや民泊ビジネス事業者などが参加するコミュニティとなっている。
関西中心の「Kansai Airbnb Hosts Community」や「Airbnb in Hokkaido」も、同様にAirbnbのホストコミュニティがきっかけとなって誕生したFacebookグループだ。
民泊やインバウンドの情報などが共有されているFacebookグループの一例は次の通り。Facebook上にもこれらのグループ以外にもさまざまなコミュニティがあり、複数のグループに所属しながら情報収集をしているホストや民泊事業者も多い。