民泊物件の予約販売強化へ資本提携 エボラブルアジアとAMBITION

 オンライン旅行(OTA)事業などを手掛けるエボラブルアジア(東京都)と不動産会社のAMBITION(同)は9日、資本業務提携を発表した。

 両社は昨年5月に民泊物件取扱いにおける業務提携を発表。今回の資本業務提携は、住宅宿泊事業法(民泊新法)が成立するなど民泊解禁への流れが進む中、民泊市場の規制緩和を鑑みて提携をより強固なものにするためのもの、と発表している。

 提携では、AMBITIONが開発や企画、仕入、管理などを行う民泊物件を、エボラブルアジアが運営する総合旅行サイト「AirTrip」(エアトリ)で掲載。エボラブルアジア社のOTA事業や訪日旅行事業のノウハウを活かすなどし、それらの民泊物件の予約販売を強化する。

 そのほか、エボラブルアジアはAMBITIONがが企画・開発を今後行うインバウンド向けの宿泊施設において、予約販売などの集客面やIT管理面などで協力する。

 エボラブルアジアは、AMBITIONが発行する新株式(普通株式)を第三者割当にて引き受ける。この出資はエボラブルアジアの投資事業の一環としての取り組み。取得株式は33万7200株、議決権比率は10.05%(割当後の議決権比率)、取得価額は3億9991万9200円。