一流ホテル・旅館の会員制宿泊予約サイト「Relux」(リラックス)を運営するLoco Partners (本社・東京都、篠塚孝哉社長)は23日、民泊市場へ本格参入すると発表した。民泊施設に対する独自の掲載基準を設け、満足度の高い民泊体験を提供していきたい考え。
掲載対象は、住宅宿泊事業法(民泊新法)に準じて届け出を終えた民泊施設とし、早ければ来年1月、来年春ごろとも見込まれている同法の施行後にサービスを開始する。現在はウェブサイト上で民泊物件の掲載を希望する民泊事業者向けに、事前登録を受け付けている。
Reluxは2013年3月にサービスを開始し、独自の審査基準をクリアした旅館・ホテルを厳選して掲載してきた。宿泊者の満足度の向上に向け、宿泊施設側とも打ち合わせを重ねた限定プランなども展開し、人気を集めてきた。
同社は同日の発表で、2020年開催の東京オリンピックにむけ、日本国内の宿泊施設が不足することが予想されると説明。その上で、「一人でも多くの方に日本の魅力に触れていただく機会を創出することにより、継続的に日本への海外旅行、そして日本における国内旅行をお楽しみいただきたい」としている。
同社は既に、ウェブサイト内で町家や古民家などの宿泊施設も掲載している。民泊市場で本格参入することで、より多様な宿泊体験を提供している施設を取り扱いたい考えだ。