【速報】世界最大級の民泊サイト「HomeAway」と楽天グループ「楽天LIFULL STAY」が業務提携を発表

7月3日(月)午後、エクスペディアグループで世界最大級の民泊サイトを運営する「HomeAway」日本支社長の木村奈津子氏と楽天グループの民泊事業会社「楽天LIFULL STAY」代表取締役社長の太田宗克氏が、民泊事業における業務提携の合意をしたことを都内で発表。

合意の内容は、楽天LIFULL STAYが民泊仲介プラットフォーム「Vacation Stay(仮称)」にある国内民泊物件をホームアウェイへ供給し、HomeAwayが国際的な集客力を活かして訪日旅行者への販売を促進することでインバウンド需要を拡大するというものである。

共同記者発表会では、HomeAwayのCEOであるジョン・キム氏が、ビデオメッセージにて日本市場に寄せる期待を語った。

「LIFULL HOME’S空き家バンク」と連携して今後地方における空き家活用に注力する方針である楽天LIFULL STAYと、別荘の一棟貸しを強みとするHomeAwayがその手を取り合い、空き家問題に対してバケーションレンタルという選択肢を現実化させることになる。

質疑応答では、アクセスの悪い地方の空き家への集客についての方針が質問された。楽天LIFULL STAYは、民泊事業の周辺事業の一つである交通手段についても、積極的に今後取り組んでいく姿勢。

2020年東京オリンピックに向け、宿泊施設の供給増加が急がれる。今年6月に通常国会で住宅宿泊事業法(民泊新法)が成立し、民泊業界への大手参入が相次ぐ中で、注目される大手2社の業務提携となった。