「ABCチェックイン」でフロント不要に! 民泊新法対応のクラウド宿帳 チャプターエイトが導入受付開始

 民泊施設の遠隔型運営「リモート民泊」のサービス開発・運営を手掛けるチャプターエイト(東京都)は12日、住宅宿泊事業法(民泊新法)対応のクラウド宿泊者名簿「ABCチェックイン」の導入予約受付を開始した。

 民泊新法では、民泊施設ごとに宿泊者名簿の作成・管理が義務付けられる。都道府県知事の要求に応じて、最新の名簿情報を提出することも求められる。

 新サービスでは、民泊ゲストはチェックイン手続きをスマートフォンとQRコードを使って完結させることができ、氏名や入室日時などの必要情報はリアルタイムにクラウド宿泊者名簿に自動保存される。ホストにとっては、ゲスト到着時に民泊施設に一時滞在する必要がなくなるというメリットもある。

 ABCチェックインには、宿泊料の決済機能も実装した。これにより、決済機能を持たないBooking.comなどの宿泊予約サイトからゲストを受け入れた場合でも、宿泊料の決済収納が容易となる。支払い手数料も、業界最安値となる宿泊料の3.75%となっている。

 そのほか、構造計画研究所(東京都)の「RemoteLock」をはじめとしたスマートロックとクラウド宿泊名簿との連携も、日本で初めて実現したほか、ハウスマニュアルのアップロード機能も導入した。

 同社は「リモート民泊」サービス事業の第1弾として、5月に日本初の民泊向け無人物販スマホアプリ「Air Buy&Check(ABC)」をリリース。「ABCチェックイン」は第2弾のサービスとの位置付けで、将来的には一層のホスト業務の効率化に向けて、両サービスを統合する。

 ABCチェックインは、民泊新法のほか、特区民泊や旅館業法における簡易宿所などでの民泊にも対応しているほか、ホテルや旅館などのフロント業務軽減や利益確保のためにも活用できる。

 同社の高野勇斗社長は「QRコード付きのチラシ設置以外に、タブレット端末やIoTデバイスとの併用でもお使いいただけます」と語った上で、「ホストなどの利用者から要望を聞きながら、さらに機能性を高めていきたい」と話している。

導入予約ページ:https://www1.airbuyandcheck.com/checkin/

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000025973.html