「業界のリーダーに」 民泊運用代行TWISTを子会社化 IT事業のアエリア 

 ITサービス事業のアエリア(東京都)は12日、取締役会を開き、民泊運用代行サービスを展開するTWIST合同会社(同)を子会社化することを決めた。

 TWISTは2015年12月に設立し、民泊運営代行サービス「Twist」を展開している。運用代行を受託した民泊物件を、民泊仲介世界大手Airbnb(エアビーアンドビー)やアジア最大級のオンライン宿泊予約サイトAgodaなどで掲載・運用してきた。

 特に高収入が見込まれる東京都内の物件などを専門に扱っており、プロのデザイナーを起用した内装デザインや24時間対応の多言語サポート、物件の清掃などのサービスも提供。投資向けの民泊物件化や集客も含め、ワンストップでサービスを提供していることが強みだ。

 アエリアは2002年設立。インターネットやモバイルの技術を駆使し、「ネットワーク」「コミュニケーション」をキーワードに事業展開しており、主にオンライン無料ゲームなどを提供している。

 アエリアは発表の中でTWIST合同会社について「民泊業界屈指の管理会社」とした上で、「当社のITノウハウとリソースを最大現活用し、業界のリーダーを目指して参ります」としている。

<編集長が選ぶ「合わせて読みたい!」3選>

【保存版】最新の民泊業界マップを公開!全121社を掲載
 来年の民泊新法施行を前に、民泊業界は群雄割拠の時代に突入しつつあります。その中で事業の統合や子会社化など、業界地図の再編が進んでいくとみられます。民泊大学では今年4月に民泊業界マップを公開しており、今後定期的に最新版を公開していく予定です。

【最新版】民泊関連株に熱視線 民泊新法成立で大手・中堅の発表相次ぐ
 民泊新法の施行により、民泊業界が「公認市場」としてのお墨付きを得ます。大手・中堅企業の民泊市場への参入の発表などは、このコンプライアンス(法令遵守)面が整備されてきたことも大きく関わっています。おのずと、民泊関連株への注目も高まってきています。

民泊物件の予約販売強化へ資本提携 エボラブルアジアとAMBITION
 それぞれの強みを活かしてタッグを組み、業界でのシェアや収益の拡大を目指す動きも活発化しています。エボラブルアジアとAMBITIONの資本提携のニュースも、その動きを如実に示す一つの注目すべき業界ニュースでした。