【民泊ホスト実践編①】民泊は「毛」との戦い ゲストとのトラブルの種 シーツなら致命傷 「何度コロコロしても・・・」

 空き家や空き部屋を外国人観光客などに有料で貸し出す「民泊」。その民泊で必ず必要になってくるホスト業務の一つが「清掃」だ。

 トイレや洗面所、風呂場、台所、玄関、寝室・・・。清掃をしなければならない場所は部屋全体にわたるが、その中でも特にホストにとって民泊における悩みの種でもあり、重要なポイントになってくるのが、部屋の中に前の民泊ゲストや清掃スタッフ、家主などの「毛髪」を残さないことだ。

 例えば、民泊仲介世界大手Airbnbなどを通じて予約したゲストが、毛が1本部屋の中に残っていることでレビューの評価を下げたり、予約自体をキャンセルしたり・・・。特に寝室のベッド周辺などは特に要注意ポイント。シーツや枕カバーをリネン洗濯してもう一度ベッドメイクしても、最後の最後まで髪の毛が残っていないか確認する必要があるという。

 シーツや枕カバーは洗濯をしても、ベッドメイクするときに髪の毛がぱらりと付いてしまうこともある。前の宿泊者だけではなく、清掃者の毛髪が清掃完了時に部屋の中に残ってしまう可能性もある。「部屋でコロコロを何度かけても髪の毛が必ずついてくる・・・」「産毛1本がトラブルを引き起こす種になるので、民泊は『毛』との戦い・・・」。苦労しているホストや民泊運用代行会社も多い。

 民泊ホストによると、解決策は「とにかく念入りに確認するしかない」という。清掃代行も含めて請け負っている民泊運用会社も、清掃担当スタッフにはとにかく「最後の1本まで」という意識を持ってもらって、丁寧に取り組んでもらっているという。

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