先月末、最新の民泊実態調査を発表した京都市。民泊仲介世界大手のAirbnbやBooking.comなどを通じて掲載された民泊物件が前年調査比で1.5倍になるなど、京都市内で民泊市場の広がりを見せる中、旅館業法の許可を受けて営業する認定物件の割合も前年調査の20%から45%に増加した。
ルールに準拠した民泊の物件が増えつつあり、いまも世界中から多くの観光客を集める古都・京都。そんな京都の民泊の現状や民泊仲介業などの民泊ビジネスの可能性を考える講演会が今月5日、京都市中京区の京染会館で開催される。
主催は京都市と大阪市の中間地点に位置する追手門学院大学(大阪府茨木市)。講演会では、住宅政策を専門とする大泉英次教授(地域創造学部)が登壇する。民泊を切り口に都市政策の観点から京都ブランドの魅力について解説するほか、京都における民泊の将来性と課題を考える。
講演会は8月5日(土)午後3時半から1時間程度を予定している。場所は、京染会館(京都市中京区四条通西洞院西北角)6階大会議室。講演会は同大学の卒業生向けだが、事前連絡をすることで一般参加も可能。
民泊大学の取材に対し、追手門学院大学の担当者は「日本全体で注目が高まる民泊に『京都』という視点を加えた講演会。民泊に関係する方にとっての良い機会になれば」と話した。
参加を希望される方は、追手門学院大学の広報課(電話072-641-9590、携帯090-5658-7300)の谷ノ内さんまたは足立さんまで要事前連絡。講演会のタイトルは「都市政策からみた京都ブランドと民泊の可能性」。