主催: AKIYA STOCK
題名:【空き家×シェアリングエコノミー×ネットワーク】初期投資を抑えた空き家活用法を探る!!
場所:ニュー新橋コワーキング(港区)
日時: 8月25日(金) 19時30分~22時30分
今、問題になっている空き家を「初期投資を抑えて活用する」というテーマでイベントが開催されました。会場はあふれんばかりの超満員。大注目の分野であることがうかがえます。
当イベントは空き家を持っている人と使いたい人のマッチングを目的とし、交流が重要視されているということから、イベントの始めに参加者全員の自己紹介の時間が設けられました。
今回の参加者は、大家さんや空き家活用されている方はもちろん、デザイナーやシンガーソングライターと様々な業種の方々でした。
Libtown株式会社 Founder&CEO:代表取締役 阿部 祐一さん
阿部さんは、Crewwにバイトとしてジョインし、シェアリングエコノミーに関係した複数のサービスをリリースした経験をもとにCtoCのクロークサービス「monooQ」を展開しています。
今回は、2025年には33兆円もの市場規模にもなるといわれているシェアリングエコノミーについてお話頂きました。
シェアリングエコノミーは大きく分けて、空間・モノ・移動・スキル・お金の5種類に分類できます。その中の空間について焦点をあててご説明頂きました。
①民泊:airbnbに代表される部屋のシェア
②駐車場:akippaやzenparkといった空いている駐車場を登録しシェアする方法
③オフィス:weworkに代表されるシェアオフィスから、spaceeのような時間貸しのスペース
④ご飯:Kitct Hikeのように、日本在中の海外のご飯を自宅でふるまうサービス
⑤物置:空いているスペースをトランクルームとして貸す方法
阿部さんの展開しているmonooQは⑤にあたります。
■monooQ→https://monooq.com/
monooQは日本全国で対応しており、上は青森、下は鹿児島で利用されています。スタートして間もないサービスにもかかわらず、現在150か所と爆発的なひろがりをみせています。
ホストになり、物置としてスペースを提供した場合、目安として一畳あたり月に5000円ほどで貸し出すことができるとのこと。
会場からは、シェアハウスの一部をmonooQで貸し、住民の賃料を下げるといったアイディアや、民泊を運営しているホストからはうまく活用することで収益をあげられるというアイディアが飛び出し、その他のサービスとの相性の良さを感じさせました。
また、現在ベータ版である長期保管サービスを9月中旬に本サービスとしてリリース予定。
建築家 山本 直さん
山本さんは、上池袋にある「山田荘」「くすのき荘」を拠点に活動しています。
現在の活動のきっかけは、奥さんの持ち物である風呂無し木賃アパートの山田荘のどのように利用するかというところから始まります。
風呂がなければ銭湯に行けばよい、台所がなければ近所の食堂に行けばよいといった、「足りないものは町を使う文化」を木賃文化と名付け、町と積極的に関わりを持ち、ネットワークを広げて活動をしています。
山田荘を中心に集まれるようにしたところ、たくさんの人が集まることがわかり、やっていけるという実感がわき、本格化し始めました。
自身も山田荘に引っ越し、近くにあった将来くすのき荘になる空き家に一目ぼれして借りることを決意し、時には周りの人に集まってもらいながらDIYを行い、くすのき荘を完成させました。
その後、山田荘をアトリエ利用し、くすのき荘で展示会を行うといったネットワークを生かした利用や、定期的に周辺住民に場所を開放し、小学生からお年寄りまでが立ち寄る場所に成長しています。
・かみいけ木賃文化ネットワーク
http://yamadasoukamiike.wixsite.com/mokuchinnet
主催者 大田さんのコメント
「たくさんの方にお越し頂き、大変感謝しております。イベントのテーマである「空き家」は現在820万戸(住宅全体の13.5%)もあり、その活用方法が注目されているということを実感しました。これからの家の価値は、建物だけの価値ではなく、そこにはいるコンテンツが重要だと考えています。阿部さんのmonooQはたくさんの方が利用できるプラットホーム。山本さんは数は限られるものの、ディープな良さをもっています。これからもイベントを行い、空き家活用の糸口を見つけるきっかけになれればと思います。」
次回開催予定イベント!!〜参加申し込みはこちら〜