“宿日家”がオープン 中華圏向け宿泊予約サイト 民泊、ホテル、ゲストハウスなど掲載

旅館業を手掛けるGKS.com(広島市)は1日、中華圏向けの訪日外国人に特化した宿泊予約サイト「宿日家(Su-ri-jia)」のベータ版を開設し、サービス提供を開始したと発表した。

同社は昨年6月に設立。インターネット開発の企画・運営なども手掛けながら、旅館業法の許可を取得して今年4月に東京都港区で「GUESTHOUSE 東京櫻子 AZABU」を開設し、旅館業に参入した。

同サイトでは、民泊やホテル、旅館、民宿、ゲストハウスなどの日本国内の宿泊施設を、中華圏の外国人に紹介する仕組み。当面は掲載物件の拡充やサービスの充実、中華圏との事業連携の強化などを図っていく予定。まずは掲載件数10,000件を目標に掲げる。宿泊施設に対する受け入れ態勢の強化支援も行っていく。

中国の大手旅行会社や大手決済会社と協力し、中華圏から訪日する旅行者などにサイト利用を促す。そのほか、日本各地の観光情報などを特集していく予定。対応言語は、中国語(簡体字・繁体字)、英語、日本語の4言語。銀聯カード、VISA、MASTERなどのクレジットカードを使ったオンライン事前決済にも対応する。

同社は報道発表で「サービスの提供を通して、中華圏と日本をつなぐ懸け橋となり、さらなる訪日外国人旅行者の増加に貢献すると共に、国内の受け入れ態勢の充実、地域の活性化にも取り組んでいきます」としている。またサイトの新設を記念して、宿泊施設側を対象にした手数料割引キャンペーンを開始している。