楽天LIFULL STAY(東京都)は4日、短期賃貸契約型の物件を掲載するマンスリーマンション紹介サイト「LIFULL HOME’S マンスリー」(https://monthly.homes.jp/)の運営を開始したと発表した。同社は運営開始に先駆けて物件の事前掲載受け付けを不動産業者向けに開始しており、既に10,000件以上のマンスリー物件を掲載している。
同サイトは、住宅宿泊事業法(民泊新法)による「年間営業上限180日ルール」によって生じる空白期間においても、オーナーや借り主が物件を有効活用できるようにすることを念頭に開設したマンスリーマンションサイト。同社は来年6月とみられる民泊新法施行後には民泊サイト「Vacation Stay」(仮称)も開設し、民泊とマンスリーの両輪で事業者の収益増に貢献する。
マンスリーマンション事業者が、賃貸契約していない期間を民泊として貸し出しやすい環境も整える。具体的には、年内にも在庫管理システムを導入するほか、在庫・期間を自動登録・表示する機能を追加する予定。同社は「今後も楽天LIFULL STAYは、ユーザーと貸主の双方にとって利便性の高いサービスの提供を目指してまいります」としている。
同社の太田宗克社長は民泊大学の取材に対し、「リリース当初から業界最大級レベルの物件掲載数になり、今後さらに掲載物件数を増やしていきたい」とした上で、「PMS(物件管理システム)の配布をするなどし、さらに民泊転換しやすい環境整備を構築していきたい」と語った。