北朝鮮ミサイル発射、外国人ゲストに一体どう知らせれば・・・ 非常に難しい課題 政府やホテルや民泊、何ができるだろうか

北朝鮮が15日午前6時57分ごろ、北海道地方に向けて弾道ミサイルを発射した。午前7時4分ごろから午前7時6分ごろに日本の上空(領域)に侵入し、北海道地方の上空を通過して7時16分ごろに太平洋上に落下した。

日本では全国瞬時警報システム(Jアラート)という仕組みがある。Jアラートが実際に使用されると、携帯電話にエリアメール・ 緊急速報メールが配信され、自治体の防災行政無線などが自動的に起動し、屋外スピーカーなどから警報が流れる。テレビやラジオなども貴重な情報源となる。

ミサイルが発射されたあと、Jアラートは日本国民が建物の中や地下に逃げる最初の起点となる。しかし、外国人観光客は所有している携帯電話でJアラートを受信できない場合が多く、テレビを見ても日本語を理解できない場合も多い。

日本国民に加えて、どのように外国人観光客も守るのか・・・。ミサイル発射は非常に難しい課題を突きつける。

ホテルや旅館に加え、外国人ゲストが宿泊する場所は民泊施設を加えて多様化している。日本人でさえ、格安スマホなどを使っているとJアラートを受信できないケースがあるなど、情報共有に課題が残る中、ミサイル発射についての訪日外国人との情報共有はかなり包括的な対策が難しい。

外国人ゲストがそれぞれ母国語のニュースサイトなどで情報を得ることはできるが、その場合でも日本や韓国、米国などミサイルの通過圏内以外の国では、一報が流れるのが日本国内メディアよりは遅れてしまうのが実態だ。