バケーションレンタル予約サイトの世界大手「HomeAway(ホームアウェイ)」はこのほど、日本における民泊利用に関する最新の意識調査結果を公表した。調査結果は2017年9月時点のもので、住宅宿泊事業法(民泊新法)が成立する前の前回調査(2017年3月)と数字を比較している。
調査によると、民泊の利用経験者は半年前の5.0%から13.8%に増加した。丸ごと一棟貸し民泊の利用意向は約60%で、理由としては回答者の約7割が「値段が安い」ことと回答。ほかには「キッチンが使える」「洗濯ができる」などが上位を占めた。
民泊を利用したい「エリア」についての回答(複数回答可)では、「日本国内の避暑地(軽井沢など)」が63.3%で首位だった。その後、「国内のビーチ(沖縄など)」が50.8%、「国内の緑・自然が豊かな場所(山梨県・長野県・北海道など)」が44.6%と続き、海外旅行での使用はトップ3位に入らなかった。
海外での利用はいずれも4位以下となり、ハワイが36.3%、東南アジアが24.6、ヨーロッパが18.8%、オーストラリア・ニュージーランドが13.8%、東アジアが10.8%、アメリカが10.0%だった。
丸ごと一棟貸し型を利用したいシーンについての回答(複数回答可)では、「家族旅行」が全体の66.3%を占めてトップに。その後、友人との旅行(32.9%)、恋人との旅行(19.6%)、新婚旅行・夫婦旅行(15.4%)と続いた。
アンケート20~60代の男女400人に対して、インターネットを通じて実施した。