キーレス、キャッシュレスの次世代ホテル 「Minn」を現地取材しました!


9月に大阪市内でグランドオープンした「Minn(ミン)- your second home」に訪問した。

「Minn」は、IoTを活用した宿泊特化型ファミリー向けホテルであり、民泊を含む宿泊施設向けサービス「mister suite」を手掛ける株式会社SQUEEZE(東京都、以下SQUEEZE)が運営している。客室数は42室で、ホテルの内装はデザイナーが手掛けており洗練された空間となっている。

SQUEEZEがこれまで培ってきた効率的に民泊運営するノウハウをホテル運営にも応用することで、通常のホテルでは難しいとされるキャッシュレス、キーレス、ペーパーレスとそれに伴う省人化の実現により、低コストでの運営が可能な次世代ホテルを目指している。

全ての予約に対してクレジットカード決済を事前に完了することで、フロント業務の削減だけでなくキャンセルリスクを低減している。

また、全客室にスマートロックを搭載しており、宿泊者のチェックイン時間も短縮化されることで、業務の効率化につながっている。
客室のデザインは宿泊するターゲットをイメージして作られている。例えば、カップルや友人同士をイメージした客室はヴィンテージアメリカンテイストの重厚感あるカラーや素材で落ち着いた雰囲気の部屋になっている。

また、ファミリー向けの客室はモダンアメリカンテイストを演出し、シンプルで洗練されたデザインとなっているなどターゲットによって様々なタイプの部屋を用意している。


Minnの「暮らすように宿泊する」というコンセプトに基づき、全客室は30平米以上のゆとりある設計で、独立洗面台、キッチン、洗濯機(客室による)もあるということで中長期滞在する旅行者にとって、より快適な時間を過ごすことができる。

宿泊者向けスマートフォン「Handy」を無料レンタルすることが可能。

Minnに滞在中、宿泊者は自由に持ち出しができ、国内通話や国際通話、インターネットを常時無料で利用できるようになっているのが大きな特徴。

さらに、Handyには京都や大阪など周辺地域の情報も予め入っているので事前に情報を収集していなくとも観光を楽しむことができる。

また、緊急時にはHandyから「mister suite」のクラウドソーシングシステムを活用することでバイリンガルのリモートオペレーターに24時間繋がるため、宿泊者は安心して利用することができる。

Minnは大阪市淀川区の十三に位置し、新大阪駅からのアクセスが良い。
また、神戸市内や京都市内へも電車一本で行ける立地のため観光をするにあたって非常に利便性が高い。
繁華街も近くにあるため、外国人のみならず国内旅行者も地元のローカルな食事や文化を味わうこともできる。


ホテル事業部 Minn ジェネラルマネージャー 髙野山河さん

「当ホテルは友人同士や家族みんなでゆっくりと過ごすのに最適な空間になっています。日本を訪れる外国の方を主なターゲットとしたホテルになりますが、日本の方のご予約も多くいただいています。最近では訪日観光客の方も増えて来ており、中には6人前後のファミリー層や家族三世代で宿泊されることもあります。Minnがグランドオープンして2ヶ月目にも関わらず稼働率は80%に達していて、このスタイルでやっていけるという手応えを感じています。目標としては、2018年末までに民泊スタイルのホテルとして大阪でナンバーワン目指していきます」

編集後記
minnがある関西エリアでは、訪日外国人の増加を背景に大阪の特区民泊や京都の旅館業法に則った簡易宿所が急増している。今後もさまざな宿泊施設をレポートしていきたいと考えております。取材希望の方は民泊大学(minpaku-univ@chapter8.jp)までご連絡ください。

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