南海電気鉄道が来年2月に高架下ホステル開業 公認民泊サイト運営の百戦錬磨と連携

南海電気鉄道(本社・大阪府大阪市/取締役社長兼CEO・遠北光彦)は1日、公認民泊サイトを運営する百戦錬磨(本社・宮城県仙台市/代表取締役社長・上山康博)と連携し、大阪市浪速区の鉄道高架下スペースに自社開発・運営のタビナカ情報発信型アンテナホステル「BON HOSTEL(ボンホステル)」を来年2月1日に開業する予定と発表した。

客室は、個室タイプが3室(3人用2室と4人用1室)、ドミトリータイプが16室(6人部屋12室、7部屋4室)で、収容人数は計110人。ホステルの名称はプランス語「BON(良い)」と、ホステルのキーアイテムである「BON(盆栽)」の2つの言葉に由来しているという。カフェバー&発酵食レストラン「Bon menu(ボンメニュー)」も併設する。

百戦錬磨が運営する「STAY JAPAN」を活用し、大阪近郊の着地型観光コンテンツや農業体験型民泊などの「ディープなローカル体験」の情報提供のほか、宿泊者が地域住民と交流するイベントも実施する予定。旅行者に「次の目的地を決めてもらう」をテーマに据える。

南海電気鉄道は2014年から、高架下を商業施設として活用するまちづくりプロジェクト「なんばEKIKANプロジェクト」に取り組んでいる。南海電気鉄道と池田泉州銀行、阪急電鉄、池田泉州キャピタルの4社が共同出資した「SI創業応援ファンド投資事業有限責任組合」は昨年4月、百戦錬磨に1,000万円を投資している。