ワコールの宿泊施設「京の温所」が来年4月オープン 著名デザイナーが京町家の改装を担当 今月30日にトークイベント

ワコール(本社・京都市/代表取締役・安原弘展)は7日、京都・岡崎エリアに京町家を活用した宿泊施設「京の温所(おんどころ)」を来年4月末にオープンすると発表した。事業は、グループ会社のワコールアートセンター(本社・東京都)が運営する複合文化施設「スパイラル」と連携して進めている。

施設のディレクターとして、ファッションブランド「minä perhonen(ミナ・ペルホネン)」の設立者であるデザイナーの皆川明氏と、住宅設計や家具デザインなどを手掛けて活躍する建築家・中村好文氏の2人を迎える。京都の都市景観を特徴づける建築物と言える京町家の価値や特製を活かしつつ、現代生活が共存する住空間という観点も取り入れた改装を施す。

ロゴマークの制作や施設のコミュニケーションデザインは、染色や陶芸などの分野でも活躍する望月通陽氏とグラフィックデザイナーの山口信博氏が担当。ロゴは「滞在する人たちがそれぞれの息を合わせて形作る、あたらしいもうひとつの日常」をテーマに据え、同施設が京都の文化やコミュニティとつながる場を創出する。

施設は、旅館業法に基づく簡易宿所営業の許可を取得して営業する。住宅宿泊事業法(民泊新法)の来年6月施行を控え、日本国内でも交流型の特徴ある宿泊体験が注目を集める中、「京の温所」のオープンに向けての関心も今後さらに高まっていきそうだ。

同社はオープンに先駆け、皆川明氏と中村好文氏によるトークイベントを11月30日(木)に東京都内で開催する。開催要項と参加応募は下記の通り。

▼開催日時
 2017年11月30日(木)
 13:00~15:00 (受付12:30~)
▼開催場所
 ラウンジアンクルハット(スパイラル8階)
 東京都港区南青山5-6-23
▼募集人数
 20人(応募者多数の場合は抽選)
▼応募〆切
 2017年11月19日(日)23時59分
▼詳細URL
 https://member.wacoal.jp/campaigns/17011

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