【セミナーレポート】民泊カンファレンス Vol.1″民泊新法後、民泊物件をどう運用していくのか”


「民泊カンファレンス vol.1 〜民泊新法後、民泊物件をどう運用していくのか〜」

日時:10月26日 15時30分〜17時30分

場所:構造計画研究所(中野区)

主催:構造計画研究所と民泊大学の共同開催

今年6月に成立した民泊新法(住宅宿泊事業法)の来年施行に向けて、民泊ホストや新たに参入を検討している不動産オーナー、管理会社を対象とした”民泊新法後に、民泊物件をどう運用していくのか”について、民泊事業を展開している登壇企業と徹底的に議論し合う場として「民泊カンファレンスvol.1」開催された。
 

1.ON FOCUS株式会社  代表取締役社長  上 龍司さん 

MOBILE BASE(http://mobilebase.onamae.jp/index.html)はコンテナを活用した可動式建築物であり、可動産にフォーカスをあて事業者や利用者の求められる魅力的な空間づくりを行っている。
コンテナハウス自体は基本的には四角い形になっているが、屋根をつけたり、空中に浮いているように演出したりと、その土地の雰囲気にあった造りに自由にカスタマイズすることができるのが特徴である。
利点としては、コンテナハウスであっても条件を満たせば旅館業の簡易宿所を取得することが可能であるという点、また発注してから最短で50日程で完成引渡しが可能という点があげられ、民泊運営と非常に相性がいい。
価格も1コンテナ600万円〜家具家電全部含めて建設可能ということから、一般的な物件購入と比較すると低価格での提供が可能である。
また、必要が無くなった場合はリユースや輸送売却などという選択肢もある。屋上にテラスなどを作ってBBQを出来るようにしたりなど付加価値をつけることで差別化することも可能。
MOBILE BASEは、スマートロック”RemoteLock”と自動チェックイン” ABCチェックイン”と連携している。 

 

2.一般社団法人民泊民宿協会 理事 後藤 雄一郎さん 

こちらの講演内容について徹底レポートいたしました。(https://minpaku-univ.com/news/7519/)
→民泊補償サービス(https://minpaku-kyoukai.com/application/ )

 

3.構造計画研究所 すまいIoT推進部 エバンジェリスト 池田修一さん

RemoteLock(http://remotelock.kke.co.jp/home/)は構造計画研究所が提供するスマートロック。
Airbnbの公式パートナーとして認定されており、システム連携している。ゲストが予約をすると自動的にゲストに暗証番号が送られてくる仕組みとなっているので、ホストは物件に導入することでゲストへの鍵の受け渡しの手間を削減することができる。
また、他のスマートロックと違いWi-Fi通信での管理となるため、ゲストが暗証番号さえ覚えておけば専用アプリをインストールする必要がなく入室ができるので利便性の非常に高いものとなっている。
RemoteLockはABCチェックインと連携し、無人宿泊施設でのフロント業務から鍵の開錠用暗唱番号の発行までチェックインの自動化を実現する予定。

 

4.株式会社チャプターエイト 代表取締役 高野 勇斗さん 

 ABCチェックイン(https://www1.airbuyandcheck.com/checkin/)は合法的に運営される宿泊施設でのチェックインをサポートするシステム。
法律的観点から旅館業法の簡易宿所、特区民泊、民泊新法(住宅宿泊事業法)のそれぞれのパターンにおける本人確認や帳簿の管理についてなど、チェックインのポイントについて解説。
現行の大田区や大阪市(府)の特区民泊については、帳簿管理と本人確認については「ICT技術によって代替可能」であることから当システムを活用することで業務の効率化が実現する。また来年の民泊新法施行、旅館業法施行令の改正により多くの宿泊施設が、”ABCチェックイン”によりフロントの無人化を実現できると説明。

 

5.スイッチエンターテイメント株式会社 代表取締役 川田 雄大さん

スイッチエンターテイメントの運営代行サービス「まごころ(http://ma-gocolo.com/)」は民泊新法、特区民泊、簡易宿所といった合法民泊に特化した高品質な運営代行。
代表の川田さんは約3年間運用代行会社として様々な物件を運用して蓄積したノウハウから、ホストの方に満足していただけるような運営の代行をしていくとのこと。


セミナー後は、構造計画研究所のカフェテラスにて懇親会が開催され、多くの方が参加し
各業者様、ホストの方が各々積極的に意見交換が行われた。