農家民泊の魅力とは!? 運営方法や始めた理由を一挙紹介

農家民泊を始めた理由は?

 旅館業法における「簡易宿所」の営業許可を受けた上で、農林水産省の「農林漁業体験民宿」の認定を受けて営業を開始する「農家民泊」。その運営を始めた理由については、地域的な理由や個人的な理由などさまざまかと思います。

 その傾向を探るために、2015年10月から2016年2月にかけて実施された「農家民宿の宿泊者と経営者に関する調査」を見ていきましょう。

 

開業のきっかけ:1位は「勧誘を受けて」63.6%

 農家民宿経営社のうち、地元の協議会や他の農家民宿経営社、行政、友人からの勧誘を受けて開業した人が全体の63.6%にのぼりました。自発的に開業した人は35.5%にとどまりました。

 

開業の目的:1位「来訪者との交流を楽しむため」61.5%

 農家民宿の開業目的(複数回答)では、「来訪者との交流を楽しむため」が61.5%で最多となりました。2番目に多かったのが「農業・農村への理解拡大」で41.3%、「所得の向上」が38.5%で3番目となりました。

 調査では「農家民宿経営者像として、交流好きは大前提の条件であるが、受入地域の経済的な効果を生むツールとして取り組んで いることがわかった」と分析しています。

 

開業時の苦労:1位「特に煩わしいことはなかった」48.5%

 調査では、農家民宿開業にあたり苦労した点についても、複数回答で質問しています。

 注目すべき結果の一つが、全体の48.5%が「特に煩わしいことはなかった」と回答している点。調査では「農家民宿の開業に当たり、協議会や行政が果たす役割の大きさがわかる」と分析しています。

 一方で、「行政機関での申請」と答えた人も31.3%にのぼっています。

 ほかは、「衛生・事故などの安全管理」(25.2%)、「保健所」(25.2%)、「交流・体験メニューの考案」(23.3%)などが、苦労した点として多く上がりました。

 

受け入れ体制:「夫婦で」60%、「家族で」20%

 農家民泊のホスト側の受け入れ体制を見てみると、「夫婦で」が60%、「家族で」が20%となっています。

 調査では農家民泊の場合、その世帯に住む家族全体が受け入れるホストとなるので、「農家民宿経営には家族内での同意が重要であると考えられる」と指摘しています。

 この調査の詳しい内容は、下記よりダウンロードして参考にして下さい。

【農家民宿の宿泊者と経営者に関する調査結果と報告(京都府立大学生命環境科学研究科農業経営学講座・坊安恵共同研究員)】
http://ntour.jp/green2015/wp-content/uploads/2016/03/3926cd7654515abbca9ba7d849f0ec55.pdf