【速報】ヤミ民泊への罰則最大100万円に決定 旅館業法改正案が成立 民泊新法と同時に来年6月施行へ

旅館業法改正案(→全文)が8日、参議院で可決され国会成立した。違法民泊など旅館業法違反(無許可営業)への罰則を3万円から100万円に引き上げることが柱。罰金刑ではなく懲役刑となる場合は、従来通り「6カ月以下」。

政府は、実質的には民泊の条件付き解禁となる住宅宿泊事業法(民泊新法→全文)とともに、違法民泊への罰則強化を盛り込んだ改正旅館業法を来年6月に同時施行する方針。

旅館業法改正案は今年3月に通常国会に提出されたが、審議時間が足りずに成立が持ち越されていた。法案では罰金額の引き上げのほか、無許可営業者に対する都道府県知事などによる報告徴収や立入検査などの実施などが盛り込まれている。

今後は、旅館業法の詳細な施行ルールなどを示した旅館業法施行令と施行規則の改正が焦点となる。政府は今年6月9日の臨時閣議で規制改革実施計画を決定しており、旅館業法については最低客室数の規制撤廃や便所の具体的要件の緩和などが盛り込まれている。

詳しくは【旅館業法の規制見直し、今月中にも閣議決定|民泊大学】を参照してほしい。

旅館業法の規制見直し、今月中にも閣議決定へ