メトロエンジン(本社・東京都港区/代表取締役・田中良介)が展開するホテル・旅館や民泊などのAI(人工知能)客室単価設定ソフト「メトロエンジン」の導入が広がっている。ホテルグループを運営するホテルモントレ(本社・大阪市浪速区/代表取締役社長・山本啓之)は18日、同ソフトの導入を発表した。
ホテルモントレは1986年創業。「ヨーロッパ」をコンセプトの中心に据え、現在日本国内でホテル19棟を運営している。同社によると、人工知能・機械学習を取り入れたレベニューマネジメントを活用した宿泊施設運用事例としては日本初という。
メトロエンジンは、競合施設の客室単価やレビュー評価、部屋の写真、民泊の物件情報などのビッグデータをリアルタイムで収集し、人口知能や機械学習を活用して最適な客室単価の算出や分析などを行うシステム。
ホテルモントレは「ホテルモントレ大阪」や「ホテルモントレ京都」など関西地域にある同グループのホテル5施設で導入し、その後、ほかのホテルでも順次導入を進めていく方針。宿泊価格の適正化により、収益の最大化をメトロエンジンの導入で目指す。
同社は報道発表で「(メトロエンジンの)人工知能を活用したレピュテーション管理機能を導入し、お客様の声を素早く運営に取り込むことで、より一層のサービス向上に努めてまいります」としている。